大谷翔平、「1番・投手」での第1打席は中飛 NYのファンから大歓声、エ軍2点先制

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

大谷は凡退したものの、ゴセリンが先制2ランを放つ

■ヤンキース ー エンゼルス(日本時間1日・ニューヨーク)

 エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間1日)、敵地でのヤンキース戦でメジャーで初となる「1番・投手」で出場した。初回の第1打席は中飛に倒れたものの、大谷の登場とともにヤンキー・スタジアムのスタンドからは大歓声があがっていた。

 大谷の「1番・投手」での出場は3月21日(日本時間22日)のパドレスとのオープン戦以来で、メジャー公式戦では初。日ハム時代の2016年7月3日のソフトバンク戦では「1番・投手」で出場し、初回に初球先頭打者本塁打を放ち、8回無失点で勝利投手になっている。公式戦ではそれ以来となる「1番・投手」。エンゼルス公式ツイッターによると、「1番・投手」での起用は1900年以降では史上4人目だ。

 その初回。大谷が打席に入ると、“元祖二刀流”ベーブ・ルースが本拠地とした敵地ニューヨークにもかかわらず、スタンドからは大きな拍手が。大谷はヤンキース先発のドミンゴ・ヘルマン投手の前に中飛に倒れたが、注目度の高さを伺わせる打席となった。エンゼルスはゴセリンが先制2ランを放ち、マウンドに上がる大谷に貴重な先制点を送った。

 今季ここまで打者として266打数74安打28本塁打63打点、打率.278をマークしている大谷。前日29日(同30日)の同戦では2打席連続本塁打を放ち、本塁打数でメジャー単独トップに浮上した。ヤンキー・スタジアムでは2試合で3発。ここ13試合で11本塁打と驚異的な量産体制に入っている。

 投手としてはここまで11試合に登板して3勝1敗、防御率2.58の成績をマーク。前回登板は6月23日(同24日)のジャイアンツ戦で6回を投げて6安打1失点と好投したものの、白星は掴めなかった。今季4勝目をマークすれば、メジャー1年目の2018年に並ぶ自己最多勝利に並ぶ。

【動画】センターフライに倒れた大谷翔平

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