鷹・二保旭、阪神・中谷将大と交換トレードに「また一からの出発、前向きな気持ち」
中谷は2017年に20発の実績、二保は先発&リリーフ経験
阪神の中谷将大外野手とソフトバンクの二保旭投手の交換トレードが成立したと、両球団が2日発表した。首位を走りながらも巨人に2ゲーム差に迫られた阪神と、首位オリックスを4ゲーム差で追うソフトバンクの思惑が一致し、合意に達した。
中谷は2010年のドラフト3位で福岡工大城東から阪神に入団。右の大砲として期待され、プロ7年目の2017年には20本塁打、61打点、打率.241をマークした。しかし、2018年以降は打撃不振もあって出場機会を増やせず、今季はここまで1軍出場がなかった。福岡出身の28歳にとっては、地元に帰ることになる。
2008年の育成ドラフト2位で九州国際大付からソフトバンクに入団した二保は、プロ4年目の2012年に支配下に。開幕1軍を勝ち取った2015年には、中継ぎとして44試合に登板し、6勝1敗5ホールド、防御率3.25をマークした。2019年からは先発に転向し、昨季は12試合で4勝5敗、防御率4.92。31歳を迎えた今季は5月に2試合先発したが、0勝1敗で抹消されていた。
ソフトバンクは5月に大関友久投手を育成から昇格させたものの、他球団からの補強はシーズンが始まってからは初めて。阪神も4月に育成の小野寺暖外野手を支配下登録しただけで、後半戦に向けテコ入れに着手した。二保のコメントは以下の通り。
二保旭投手
「また一からの出発だと思って頑張ろう、という前向きな気持ちです。育成から始まり、13年間もやれると思っていませんでしたが、スカウトの方をはじめ、監督・コーチ・選手・スタッフの皆さん、そしてファンの皆さんのおかげでここまでやってこれています。これから新しいチームで活躍する姿を見せて、その恩を返していければと思っています。ホークスとはライバルになりますが、交流戦や日本シリーズで投げるのを楽しみに頑張りたいです」
(Full-Count編集部)