7回1失点6勝目の菊池雄星は「球宴に立つ価値がある」 指揮官が猛プッシュ
ゲレーロJr.ら強打のブルージェイズ相手に7回投げきる
■マリナーズ 7ー2 Bジェイズ(日本時間1日・バッファロー)
マリナーズ菊池雄星投手は1日(日本時間2日)にニューヨーク州バッファローで行われたブルージェイズ戦に先発し、7回1失点という安定した投球で今季6勝目(3敗)を挙げた。マリナーズのスコット・サービス監督は試合後「(試合前に)球宴のマウンドに立つ価値のある投手だと思っていると言ったが、その裏付けができたのではないか」と、13日(同14日)にデンバーで行われるオールスターゲームへの出場を後押しした。
対戦したブルージェイズは、大谷翔平とア・リーグ本塁打王を激しく争うブラディミール・ゲレーロJr.外野手らを擁する強力打線。これを菊池は1回にマーカス・セミエンに許したソロ本塁打だけに封じた。「彼は非常にいい球を投げていた。あのようなチームから7回を投げぬいたことで、彼の努力や今季積み上げてきた活躍を物語っている」と、指揮官もシーズンを通した変化を感じているようだ。
6回1死一塁ではゲレーロJr.を遊ゴロ併殺に打ち取った。「過去には1イニングで四球をきっかけに弱い当たりの安打を許し、気づいたら失点が重なっていた時があった。そういった状況を回避できている」と、制球を乱し自滅するマウンドが減ったと指摘する。
菊池は今季、15回の先発で5回を投げられなかったことが2回しかない。指揮官も「非常に大きな意味を持っている。我々の先発投手は中5日で投げている。シーズンは長いので浮き沈みはあるものだが、ユウセイはファンタスティックだ」と、ローテーションの中心として絶大な信頼を寄せている。
(Full-Count編集部)