米専門誌が「彼はルースより上だ」と“断言” 数字が物語る大谷翔平の凄まじさ
打ってはメイズ超え、投げてはクレメンス超え
エンゼルス大谷翔平投手は現在31本塁打を放ち、MLBの本塁打トップを独走している。投打二刀流でのプレーを続けることで、これまでも通算714本塁打を記録したベーブ・ルースになぞらえる声が上がっていたが、ついに大谷のほうが上であるという声も出始めた。米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」が「大谷はベーブ・ルースではない。彼はルースより上だ」と題して伝えたもの。
同誌は、大谷が13日(日本時間14日)にデンバーで行われる球宴と、前日の本塁打競争に出場することを「彼はスター中のスター。彼の時代だ」としたうえで、過去に30本塁打と10先発登板を同じシーズンに記録した選手は存在しないことを指摘。しかもわずか81試合でこの数字を記録していることに驚きの声を上げている。さらに走塁にも触れ、「オールスターブレークまでに31本塁打&12盗塁を記録したア・リーグ史上初めての選手だ」と指摘した。
投打に傑出した才能を持つことは、数々の数字が証明している。同誌によれば、投手&打者として347試合に出場した時点で、大谷が残している長打率は.552でルースの.541の上を行く。さらに投手・大谷と通算354勝のロジャー・クレメンスを比較し、最初の24試合までの成績はクレメンスの10勝6敗、防御率4.23、143奪三振に対し、大谷は7勝4敗、防御率3.97、149奪三振で上を行っているという。
また通算660本塁打、走攻守3拍子揃った選手の代表格として球史に残るウイリー・メイズと比較しても、最初の332試合に置ける打撃成績はメイズの72本塁打、218打点、長打率.565に対し、大谷も77本塁打、213打点、長打率.552と引けを取るものではないとした。「オオタニはクレメンスのような投球をし、メイズのような打撃をする」と、最大級の賛辞を贈っている。
(Full-Count編集部)