大谷翔平と「同じ場所にいられることが光栄」 球宴出場のスター選手から賛辞の声続々

取材に応じたパドレスのフェルナンド・タティスJr.【写真:Getty Images】
取材に応じたパドレスのフェルナンド・タティスJr.【写真:Getty Images】

タティスJr.「アメージングなことをしている。称賛せざるをえない」

 エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われたホームランダービーに日本選手として初出場。惜しくも1回戦で敗れたが、翌13日(同14日)のオールスターには“1番・投手”として出場する。特別ルールが採用され、打順では「指名打者」に。単独キングの33本塁打を放っている大谷は、球宴でも注目の的。ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジは「彼と同じ場所にいられること、彼のプレーを見られることが光栄なんだ」と喜んだ。

 球宴前日のホームランダービーは1回戦で敗れたものの再延長の“死闘”を演じ、球宴本番では“1番・投手”で出場。前半戦で33発&4勝をマークした大谷は夢舞台でも話題の中心だ。多くのスター選手が大谷を称賛するコメントを発した。

 ジャッジは大谷のプレーの印象について「表現するのが難しい。彼はものすごい才能を持っている。彼と同じ場所にいられること、そしてここで彼のプレーを見ることが光栄なんだ」と最大級の賛辞を送った。さらに投手と打者、どちらが優れているかを問われ、「打者かな。(ヤンキー・スタジアムでのプレーを見た時)何球か僕の頭を越された打球もあったし。見ていて感心させられるものだね」と答えた。

 パドレスのマニー・マチャドは、球宴で「特に会いたい選手」を問われ、「全員さ。(勿論)オオタニもね。とにかく動き回っていろんな選手と会いたいね」と答えた。前半戦でナ・リーグ1位の28本塁打を放ったパドレスのフェルナンド・タティスJr.は「本当にアメージングなことをしている。称賛せざるをえない。願わくば彼があと15年は(二刀流を)続けてくれればいいね」と語った。

 ホームランダービー連覇を果たしたメッツのピート・アロンソは「(大谷について最も感心させられる点は)一貫性かな。彼は信じられないアスリート。投打両方やるのは本当にスペシャルなこと。彼の活躍を見るのはとてもクールなことだよ」と語り、当初は大谷の二刀流挑戦を「疑ったか」との質問には次のように答えている。

「いいや、NOだ。実際の話、僕は嬉しい。今日の野球は分析に頼りすぎるところがある。僕個人の経験としても、実際に(目の前で)やっている姿を見るまでは『それは無理だ』と言う人がいる。『これはできない』『もう何年も見たことがない』と言って、ネガティブな方に引き寄せられてしまう。でもね、彼は世の中が間違っていると証明しているじゃないか。選手が(出来ないといわれていることを)実際にやってみて世界が間違っていると証明する。そして実際にその姿を見ると世間は『前からずっとわかっていたよ』という態度になる(苦笑)」。従来の“常識”を覆す活躍をする大谷に敬意を表していた。

(Full-Count編集部)

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