初の球宴二刀流で歴史を変える大谷翔平 対峙するのは総額157.3億円軍団

ホームランダービーに出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ホームランダービーに出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「1番・投手」で出場、登板後も指名打者として出場可能な特別ルールが採用される

 エンゼルスの大谷翔平投手が13日(日本時間14日)のオールスター戦で「1番・投手」として出場することが決まった。両リーグ監督会見でア・ナ両リーグのスタメンが発表され、大谷はア・リーグ先発投手、打順は「1番・DH」に決定した。特別ルールが採用される。大谷は「投手として選ばれることをあまり予想していなかった。その中で先発させていただくのは光栄ですし、全く予想していなかったです」と語った。

 ナ先発野手の年俸総額は1億755万1000ドル(約118億6700万円)。大谷が超強力打線に挑む。「先発するのでまずはそこに。打席も立つと思いますけど、しっかり調整していきたいなと思います」。日本人投手のオールスター戦先発は1995年野茂英雄以来26年ぶり史上2人目。静かに闘志を燃やした。

 球宴二刀流を実現するため、指名打者制を解除しなくて済む特別ルールが適用される。先発投手として投げ合い、そして初回の第1打席で対戦するのは年俸3500万ドル(約38億6300万円)の通算182勝右腕シャーザーだ。「シャーザー選手ももちろんそうですけど、素晴らしいピッチャーと素晴らしいバッターと対戦することで自分のレベルがどんどん上がっているのを感じるので。すごくそれはうれしいなと思います」。ちなみにア先発野手は年俸総額7425万7400ドル(約81億9560万円)。強力なバックを味方に右腕を振る。

 日本人初出場となったホームランダービーは初戦敗退となったものの、ナショナルズ・ソトと激しいバトルを演じた。「やっている時はすごい疲れたので、それどころじゃなかったですけど、終わってみればやっぱり楽しかったと思います」と笑顔も見せた。オールスターの主役として本番も盛り上げる。

【ア・リーグ】
1(指)大谷翔平(エンゼルス)300万ドル
2(一)ゲレーロJr.(ブルージェイズ)60万5400ドル
3(遊)ボガーツ(レッドソックス)2000万ドル
4(右)ジャッジ(ヤンキース)1017万5000ドル
5(三)デバース(レッドソックス)457万5000ドル
6(二)セミエン(ブルージェイズ)1800万ドル
7(捕)ペレス(ロイヤルズ)1300万ドル
8(左)ヘルナンデス(ブルージェイズ)432万5000ドル
9(中)マリンズ(オリオールズ)57万7000ドル
投手 大谷翔平(エンゼルス)

【ナ・リーグ】
1(遊)タティスJr.(パドレス)100万ドル
2(指)マンシー(ドジャース)750万ドル
3(三)アレナド(カージナルス)3500万ドル
4(一)フリーマン(ブレーブス)2200万ドル
5(右)カステヤノス(レッズ)1400万ドル
6(左)ウインカー(レッズ)315万ドル
7(捕)リアルミュート(フィリーズ)2000万ドル
8(中)レイノルズ(パイレーツ)60万1000ドル
9(二)フレイジャー(パイレーツ)430万ドル
投手 シャーザー(ナショナルズ)3500万ドル

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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