大谷翔平、33発&4勝で文句なしの前半MVPに選出 NY紙「おとぎ話のような選手」
「NYデイリーニュース」選定、ナのMVPはメッツのデグロム
エンゼルスの大谷翔平投手が、メジャー4年目の前半戦で強烈なインパクトを残した。両リーグトップの33本塁打を放ち、投手としても4勝をマーク。投打二刀流で衝撃的な活躍を見せた大谷を、ニューヨーク紙「NYデイリーニュース」は前半戦のMVPに選出し、「世界最高の選手であることは否定のしようがない」と称賛している。
同紙は「10月には変化していることもあるかもしれない」とした上で、前半戦終了時点でアワードに最もふさわしい選手を選出。ア・リーグMVPに大谷を挙げた。
「オオタニが現在、世界最高の選手であることは否定のしようがない。彼は史上最高の選手かもしれないし、もしそうでなかったとしても、少なくとも最もユニークな選手に違いない」と記事は指摘。さらに「オールスター前にメジャートップの33本塁打を放ち、頻繁に打球速度115マイル(約185キロ)以上を記録し、同時に目が眩むほどの先発投手でもあるなんて他の誰ができようか? 彼の個々の業績から私たちが学んできた通り、答えは誰もできない、だ」と絶賛している。
記事は野球専門の米データサイト「ファングラフス」のWARについて言及。打者としてはブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.に次いで2位で、投手としてのWARも加えれば、大谷はメジャートップに躍り出る。「エンゼルスのおとぎ話のような選手は完全に完成された野球選手とはどんな感じなのか、ファンにその片鱗をうかがわせている」と解説している。
〇NYデイリーニュース選出の前半戦各賞
【ア・リーグ】
MVP:大谷翔平(エンゼルス)
サイ・ヤング賞:カルロス・ロドン(ホワイトソックス)
新人王:アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
【ナ・リーグ】
MVP:ジェイコブ・デグロム(メッツ)
サイ・ヤング賞:ジェイコブ・デグロム(メッツ)
新人王:トレバー・ロジャーズ(マーリンズ)
(Full-Count編集部)