本塁打王へ突き進む大谷翔平、出遅れた秋山、出直しの筒香…日本人打者の前半戦を総括

6月は松井秀喜に並ぶ月間13アーチ、シーズンHRは既に日本勢最多

 6月はさらに凄かった。5日(同6日)のマリナーズ戦で、花巻東高の先輩・菊池雄星から133メートルの特大16号。8日(同9日)のロイヤルズ戦では自己最長143メートルの17号をマークした。15日(同16日)のアスレチックス戦では前半戦日本人最多の18号を放った。

 日本選手で初めてオールスターのホームランダービーに出場することを表明した18日(同19日)には、タイガース戦で2年ぶりの1試合2本塁打(20&21号)。19日の同カードで自己最多に並ぶ22号、20日の同カードで23号と打ちまくり、3年ぶりの週間MVPを受賞した。

 さらに「1番・DH」で出場した25日(同26日)のレイズ戦では初の先頭打者アーチ(24号)。27日(同28日)の同カードで月間自己最多の10発目となる25号、28日(同29日)のヤンキース戦では本塁打では自己最速となる打球速度117.2マイル(約189キロ)の26号、29日(同30日)の同カードでは2本塁打(27&28号)を放った。6月の月間打率は.309(81打数25安打)、月間13本塁打は2007年7月の松井秀喜氏に並び日本人最多だった。

 7月も勢いは止まらない。1日(同2日)にオールスターゲームの先発出場野手を決めるファン投票の最終結果が発表され、ア・リーグ指名打者部門で得票率63%で1位を獲得。自身初の月間MVP(6月)受賞が発表された2日(同3日)のオリオールズ戦では2打席連続本塁打を放って30号に到達した。4日(同5日)の同カードで、2004年の松井秀喜に並ぶ日本選手最多の年間31号に並び、今季2度目の週間MVPを受賞した。

 そして、7日(同8日)のレッドソックス戦で松井秀喜を超えるシーズン32号をマーク。9日(同10日)のマリナーズ戦で141メートルの特大33号を放った。外国人選手による球宴前の33本塁打は、通算609本塁打のサミー・ソーサに並んで歴代トップだという。7月の月間成績はここまで打率.294(34打数10安打)5本塁打。チーム89試合消化で33本塁打は年間60発ペース。後半戦はアーチを何本かけるだろうか。

ド軍移籍の筒香はマイナーでプレー、秋山は怪我で出遅れ

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