本塁打王へ突き進む大谷翔平、出遅れた秋山、出直しの筒香…日本人打者の前半戦を総括

ド軍移籍の筒香はマイナーでプレー、秋山は怪我で出遅れ

〇筒香嘉智(ドジャース傘下3A) ※日本時間15日時点

レイズ成績:打率.167(78打数13安打)、0本塁打、5打点
ドジャース成績:打率.120(25打数3安打)、0本塁打。2打点
ドジャース傘下3A成績:打率.147(75打数11安打)、4本塁打、10打点

 昨季はレイズで51試合に出場し、打率.197(157打数31安打)、8本塁打、24打点と不本意な成績に終わった。捲土重来を期したメジャー2年目の今季も開幕から低空飛行が続いた。4月の成績は打率.175(63打数11安打)0本塁打、5打点。新型コロナワクチン接種の副反応による体調不良のため4月29日(日本時間30日)の試合を欠場する不運もあった。

 5月5日(同6日)のエンゼルス戦では投手・大谷とメジャーで初対戦したが、1打数無安打1四球という結果に。そしてレイズは11日(同12日)に筒香をメジャー出場の前提となるロースター40人枠から外す手続きを取った。

 古巣DeNAの球団社長が“ラブコール”を送るなど去就が注目される中、15日(同16日)にドジャースへの移籍が決定。18日(同19日)のダイヤモンドバックス戦で新天地デビューするも2打数無安打、翌19日(同20日)の同カードで移籍後初安打を放ったが、状態は上向かなかった。

 6月9日(同10日)に右ふくらはぎ痛で負傷者リスト(IL)入り。傘下3Aオクラホマシティで調整を続けたが、今月8日にメジャー出場の前提となる40人枠ロースターから外れた。今後もオクラホマシティでプレーし、メジャー再昇格を目指してアピールを続けていく。

〇秋山翔吾(レッズ)
打率.221(86打数19安打)、0本塁打、7打点、2盗塁、出塁率.287

 昨季は54試合出場で打率.245(155打数38安打)、0本塁打、9打点、7盗塁、出塁率.357。ブレークが期待された2年目の今季は、夫人が事故に遭ったためチームへの合流が遅れた。3月13日(同14日)、アスレチックスとのオープン戦で左太もも裏を痛めて離脱、負傷者リスト(IL)入りして開幕を迎えることになった。

 5月7日(同8日)のインディアンス戦で戦列復帰。13日(同14日)のロッキーズ戦で今季11打席目で初安打をマークした。その後は同16日(同17日)の同カードでメジャー初の3安打をマークするなど、スタメン機会は少ないながら存在感を示している。デビッド・ベル監督には守備力を高く評価されており、打撃をさらにアピールして定位置をつかみたい。

(Full-Count編集部)

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