野手なのに151キロ、動きは奇妙… MLB公式がレイズ外野手を「オオタニ賞」に選出
フィリップスの登板にMLB公式サイト「必要不可欠な熱狂を呼んだ」
今季の前半戦を終えた2021年のMLB。エンゼルスの大谷翔平投手の二刀流の活躍で大きな盛り上がりを見せた中で、MLB公式サイトでは「シーズン中間地点での奇妙なアワード」と題した記事を掲載し、前半戦で起きた奇怪なプレーにスポットライトを当てている。
その中には「二刀流で熱狂を巻き起こすショウヘイ・オオタニ・アワード」なるものも。記事では「今季は大谷の活躍が、MLBで起きた他の事象よりも目立っている。それはつまり、今こそが彼の功績を称え、賞を贈るべき時ではないかということだ」とし、野手でありながら、チーム事情でマウンドに上がり“投打二刀流”でプレーした選手の中で、最も奇妙だった選手が選出されている。
それが、レイズのブレット・フィリップス外野手。7月3日(日本時間4日)のブルージェイズ戦で9点ビハインドの8回にマウンドに上がると、奇妙な動きでブルペンでの投球練習を行ったり、最速94マイル(約151キロ)の真っ直ぐと47マイル(約76キロ)のスローボールを織り交ぜたりと、スタンドを沸かせた。
このフィリップスの登板をMLB公式サイトは「(二刀流として)必要不可欠な熱狂を呼んだ」と注目。「彼は1回を投げ終えお役御免となったが、少なくとも楽しんでいた。野球とは楽しむべきものだろう?」と指摘し、“オオタニ賞”にフィリップスを選んでいた。
(Full-Count編集部)