元阪神・呉昇桓、五輪1週間前に韓国代表入り コロナ対策違反で辞退者受け白羽の矢
韓日米で通算444セーブの鉄腕、今季も37試合に登板して27セーブ
韓国野球委員会(KBO)は17日、元阪神のオ・スンファン(呉昇桓)投手が東京五輪の韓国代表メンバー入りしたと発表した。韓国プロ野球では、政府の新型コロナウイルス防疫対策に背く飲酒行為などが次々と発覚。この日ハン・ヒョンヒ投手(キウム)が五輪代表入りを辞退したことを受け、白羽の矢が立った。聯合ニュースなどが報じている。
オ・スンファンは2008年の北京五輪で2試合に登板し、1勝1セーブ、防御率0.00で初の金メダルに大きく貢献。2014年からは阪神でプレーし、2年連続で最多セーブに輝いた。その後、メジャーリーグ4年間で42セーブを挙げ、2020年からサムスンに復帰。39歳を迎えた今季もここまで37試合に登板し、0勝2敗、27セーブ、防御率2.52をマークしている。韓日米で通算444セーブの鉄腕が、侍ジャパンに立ちはだかる。
五輪の1次リーグで韓国は、29日に横浜スタジアムでイスラエルとの初戦に臨む。31日にはアメリカと対戦する。
KBOが管轄する韓国プロ野球では、政府のコロナウイルス対策を守らずに宿舎に外部の人間を入れ、飲酒している選手の存在が複数球団で発覚。濃厚接触者が多数生まれたことにより13日からリーグ中断に追い込まれている。五輪代表からも、14日パク・ミヌ内野手(NC)が辞退を発表したばかりだった。
(Full-Count編集部)