1年生で183cm、115kg 花巻東の“親子鷹”佐々木麟太郎が描いた今夏初の放物線

花巻東・佐々木洋監督(中央)と佐々木麟太郎【写真:荒川祐史】
花巻東・佐々木洋監督(中央)と佐々木麟太郎【写真:荒川祐史】

父の佐々木洋監督「休みの間に修正し、結果につながった」

 監督であり、父親でもある花巻東の佐々木洋監督はこう語る。

「初戦(7月15日の高田戦)は、かなり力んでいるような感じはありましたが、(3回戦までの)休みの間に修正して、今日の結果につながったと思います」

 2回裏の2ラン本塁打を含む3安打。夏空の下、いよいよエンジンがかかってきた佐々木は、打っても驕らず、足もとだけを見つめ、次戦の準々決勝に向けて言う。

「力を抜いて欲を出さずに、つなぐ意識のバッティングをしていきたいと思います。その中で、強い打球を求めていきたい」

 自身にとって夏の大会1号は、あくまでも通過点。岩手の夏を彩る1年生スラッガーの進化は続いていく。

(佐々木亨 / Toru Sasaki)

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