大谷翔平は「世界中の子どものお手本」 カナダのファンクラブ会員が語る魅力
カナダから遠路はるばるエンゼルスタジアムを訪問
■マリナーズ 6ー5 エンゼルス(日本時間17日・アナハイム)
ア・リーグ本塁打王争いで、エンゼルス大谷翔平投手のライバルとなっているのがブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)だ。その敵方の本拠地、カナダ・トロントに大谷翔平ファンクラブが存在するという。16日(日本時間17日)に遠路米カリフォルニア州のエンゼルスタジアムを訪れた会員は「奥州に行きたい」と“聖地巡礼”の野望を明かした。
取材に応じたデーブ・ポラードさんは72歳の元教師。所属する「Shohei Ohtani Fan Club in Toronto」はなんと6180人のメンバーを誇り「毎日増えています」と言う。これまで、トロントでの試合はもちろんのこと、ニューヨークやキャンプ地のアリゾナ州テンピなどに出没し声援を送ってきた。
そのうえで、今後狙っているのが大谷の故郷、岩手県への訪問だという。大谷のルーツへ並々ならぬ関心を示しており「ショウヘイの故郷である奥州を訪問することを我々は願っています。彼の学校の校長先生や野球部の指導者、友人たちに会ってみたい。もしかしたら来年そうするかもしれません」と新型コロナウイルスの拡散が収まりしだい、実行に移すつもりでいる。
トロントはブルージェイズの本拠地で、まもなくホームゲームも再開される。そこで大谷のファンを名乗るのには勇気もいりそうだが、同じく教師のジョン・イェンさんは「我々の街にはブラディミール・ゲレーロJr.がいますが、彼は投球はしません。ショウヘイは特大のホームランを打ち、剛速球も投げます。そして足も非常に速い」と説明。大谷の投打二刀流に魅せられている様子だ。
2人が大谷のことを好きなのには、教師という職業も影響しているのかもしれない。イェンさんはプレー以外での大谷の魅力を「とても礼儀正しく、紳士的。世界中の子どもたちにとっての良い見本なのです。立ち止まってフィールド上のゴミを拾う選手は多くいません。みんなを良い気分にさせてくれます」とし、模範的な青年として応援しているようだった。
(Full-Count編集部)