菊池雄星、自己最悪タイ7失点「ボールの勢いなかった」 大谷との対戦は“完勝”
大谷との対決は遊飛、三振、三振で3打数無安打に封じた
■エンゼルス 9ー4 マリナーズ(日本時間18日・アナハイム)
マリナーズ菊池雄星投手は17日(日本時間18日)、敵地でのエンゼルス戦に先発、5回を投げメジャーでの自己ワーストに並ぶ7失点で5敗目(6勝)を喫した。初回こそ無失点で切り抜けたものの、2回から5回まで毎回失点しマウンドを降りた。
思うような投球ができなかった理由は明確だという。「少しボールに勢いがなかったかなと思います。メカニックに何かあるとは思っていない。こういう夏場ですから、疲れを取りながら次の試合までにボールの勢いを取り戻したい」と分析した。
7日(同8日)のヤンキース戦で、5回5失点と乱れたのに続く連敗。シーズンが進むにつれて、研究されていると感じるかという問いには「相手どうこうよりも、自分のボールが投げられていない。ストレートの強さがないところで打たれている。まっすぐ、カットに強さがなくスライダー多めに。スライダーはいい形で空振りもとれたので、次につながる」と自身の問題だとする。
注目されたエンゼルス大谷翔平投手との“花巻東対決”は1回に遊飛、2回、4回には三振を奪い3打数無安打に封じた。徹底したスライダー攻めで「左打者に関してはいいところにスライダーが決まったと思っています」。前回対戦で得た感覚を、対戦に生かしたという。
13日(同14日)にデンバーで行われたオールスターゲームに初選出されたものの、体調不良で登板は回避していた。食事ができない事態もあり、体重も「結構減りました」と振り返る。「そこらへんのことを言うつもりもないですけども、シーズン中しっかりと管理するのが大事かなと痛感しています」と、学びを今後に生かすつもりだ。
「1年間どんなにいい年でもこういう時期がある。どれだけ早く修正できるかが大事になってくる」。日米のプロで生き抜いてきた経験を生かし、次回登板に備える。
(Full-Count編集部)