田中将大、金メダルへチーム一丸「荷物運びでも」 合宿初日終え「大丈夫、元気です」
オールスターは新型コロナウイルス予防接種の副反応により欠場
野球日本代表「侍ジャパン」は19日、仙台市の楽天生命パークで東京五輪の強化合宿を行った。エースとして期待される田中将大投手(楽天)が代表取材に応じ「最年長ではありますが、荷物運びでも気づいたら自分でやりたい」と語った。
オールスターゲームでは新型コロナウイルス予防接種の副反応により欠場していたが、この日は元気な姿を見せ合宿初日を終えた田中将。現在の状態を問われると「大丈夫です。元気です。(副反応は)倦怠感が一番でした」と問題ない様子。
2008年の北京五輪を知る、唯一のメンバーで投手陣の中心として活躍が期待されているが「北京五輪を経験しましたが、メダルを取れなかった悔しさしかない。金メダルという目標はみんな持っている。そのために力になれることは投球はもちろん、それ以外の部分でもサポートできることはやりたい」と語った。
メンバー24人の中では巨人・坂本勇人らと共に最年長になるが「最年長と(北京五輪当時の)最年少では雲泥の差だと思います。時の流れを感じます。重みは変わらないのでしょうが自分に求められている役割、ポジションは全然違うと思います」と、チームでの立場は理解している。
五輪期間中は先輩、後輩を分け隔てなく戦う。「(登録選手数が少ない五輪は)人手が足りなくなるので最年長ではありますが、荷物運びでも気づいたら自分でやりたい」と、チーム一丸で戦う覚悟を口にした。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)