大谷翔平が「マウンドで支配力見せた」 6回8K無失点に敵軍番記者も「圧倒的な投球」
降板後に救援陣が失点…大谷に同情の声「何もかもやらないと…」
■アスレチックス 4ー1 エンゼルス(日本時間20日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地でのアスレチックス戦に「2番・投手」として11度目の投打同時出場。投球では最速99.3マイル(約159.8キロ)で、6回を8奪三振、3安打無失点の好投。その後は右翼の守備についた。援護なくメジャー自己最多5勝目はならなかったものの、米メディアは「実に圧倒的な投球を見せてくれた」と称賛している。
初回は3者凡退に抑え、2回は1死二塁からは2者連続三振。3回1死二、三塁ではアンドラスを空振り三振、大砲・オルソンを二ゴロに。2イニング連続で得点圏のピンチを防いだ。4、5回と3者凡退に抑え、6回は2死から走者を出したが、得点を許さずマウンドを降りて右翼へ。8回裏の守備にベンチに退いた。
160キロに及ぶ速球だけでなく、コーナーに決まった変化球で相手打線を寄せつけず。MLB公式のアスレチックス番を務めるマーティン・ガレゴス記者は「悪いニュース:オオタニがアスレチックス相手に6回無失点8奪三振と圧倒的な投球」と悔しさ混じりのツイート。米スポーツ局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は、快投してもリリーフ陣が失点した展開に「この男は、文字通り何もかもやらないといけない」と同情した。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は「オオタニが6回に及びマウンド上で支配力を見せると、スティーブ・シシェックが登板し最初の3人に出塁を許し、ラウレアーノには3ランを打たれる」と残念な試合展開にも言及。快投も報われない試合展開に、米メディアも不完全燃焼のようだった。
一方の打撃では中飛、中越え二塁打、空振り三振、三飛。降板後は右翼の守備に就き、4打数1安打で打率.277に。2試合連続の一発とはいかなかったが、打球速度115.9マイル(約187キロ)の痛烈打で敵地を騒然とさせた。
(Full-Count編集部)