甲子園常連校に“苦難の夏” 14回連続出場目指した福島・聖光学院など姿消す

福島県大会の準々決勝で聖光学院が敗退(写真はイメージ)
福島県大会の準々決勝で聖光学院が敗退(写真はイメージ)

福島県大会準々決勝、13年連続甲子園の聖光学院が終盤力尽きる

 2年ぶりに開催される夏の甲子園を目指す戦いで、波乱が続出している。全国高校野球選手権大会は現在、各都道府県大会の真っ最中。東北地方では連続出場を続ける強豪が、次々に県大会で姿を消している。

 20日は福島県大会の準々決勝で、聖光学院が光南に1-5で敗れた。初回に1点を先制され、その1点が重くのしかかる展開。終盤の8回に何とか同点とするも、その裏一気に4点を奪われ力尽きた。4強に残ったのは日大東北、福島商、福島成蹊、光南の4校で、準決勝は24日に行われる。

 聖光学院は2007年から2019年まで13年連続で夏の甲子園出場を果たしていた。昨年も福島県の独自大会に優勝しており、夏の“絶対王者”だった。今年も甲子園にたどりつければ、14大会連続出場となり、1915年から1928年まで14年連続出場した旧制和歌山中(現・桐蔭)の記録に並ぶところだった。

 東北地方では17日にも、宮城県大会4回戦で仙台育英が仙台商に2-3で敗れた。仙台育英は昨夏の独自大会を含めると、夏の県大会を2017年から4連覇中だった。金星を挙げた仙台商は今年、野球部創部100周年を迎える古豪。各校の意地がぶつかり合う夏、今後もアッと驚かせる結果が待っていそうだ。

(Full-Count編集部)

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