大谷翔平に「安全なコースはない」 高めも低めも本塁打…悪球打ちもMLBトップ級
本塁打王を争うゲレーロJr.は約48.3センチ、ナ1位のタティスJr.は約50.8センチ
メジャーリーグの本塁打争いでトップを快走するエンゼルス・大谷翔平投手。18日(日本時間19日)の本拠地・マリナーズ戦で放った34号弾は、見逃せば明らかにボールとなる“激低球”をすくい上げてスタンドに運んだ。今季は5月17日(同18日)のインディアンス戦で“激高球”を本塁打にしており、米データ分析会社によると、2本のアーチの“高低差”は約91.4センチでMLBトップの数字だという。
多くのメジャーリーガーや米記者から支持されるデータ分析会社「Codify Baseball」は、公式ツイッターに大谷が今季放った2本のアーチの動画を並べて投稿した。1本はインディアンス戦で高めのボール球を右翼スタンドに叩き込んだ13号弾で、もう1本は低めのボール球を運んだ34号弾。そして「今年ホームランを打ったボールの高低差について、“打てる投手”クラブで会長を務めるショウヘイ・オオタニを上回る選手は球界に誰もいない。3フィート(約91.4センチ)。ブラッドJr.の19インチ(約48.3センチ)や、タティスJr.の20インチ(約50.8センチ)と比べてみてほしい」と記している。
大谷の“曲芸打ちホームラン”の高低差は、MLBトップの91.4センチに及び、ここまで31発のブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)の約48.3センチ、28発のフェルナンド・タティスJr.(パドレス)の約50.8センチよりもはるかに広いと指摘している。
大谷のヒッティングゾーンが極めて広いことが分かる分析に、ファンは「すごく魅惑的」「ストライクゾーンで安全なコースはない。何ということだ」と投稿。ポッドキャスト番組「Talkin’ Yanks」などを抱える米ソーシャルメディア「Jomboy Media」が公式ツイッターで同じ内容を紹介すると「面白いスタッツだ」「彼ら3人がHR数トップなのは偶然ではない」「素晴らしい横並び」「興味深い」と、ファンはコメントを寄せている。