「見てほしいのは元気」 7つのグラブ持参も侍J・栗原が誓う“熱男魂”の継承

先輩・松田の“熱男”を継承へ「僕にもできたらと思います」

 合宿には外野用、内野用、ファーストミット、キャッチャーミットの4種類、予備を含め計7個のグラブを持参している。五輪本番でも、ソフトバンク・甲斐と阪神・梅野の2人に不測の事態が起こった場合、“3人目の捕手”としてマスクをかぶる可能性がある。「練習でもブルペンで球を受けさせていただきたい。それは自分から言って、やらせてもらおうと思っています」とアピールする。

「負けられない試合ばかりで、イレギュラーな交代にも対応していかなければならない。言い訳なしに、行けと言われた所で頑張りたい」と覚悟を決めているが、実は最もこだわりのある仕事は、内野でも外野でも捕手でもない。「見てほしいのは、元気です。あいつちょっとうるさいな、と思われるくらい元気を出したい。今はまだ少し遠慮しているところがあるので、徐々に頑張りたい」と言う。

 今回のチームには、2019年WBSCプレミア12でムードメーカーとしてチームを盛り上げていたソフトバンク・松田宣浩内野手が選出されなかった。栗原は同僚として「マッチさん(松田)が常に元気を出してチームを鼓舞している姿を見て、勉強させていただいています。僕にもできたらと思います」と“熱男”魂の継承を誓っている。

「侍ジャパンのユニホームは、凄く重みを感じます。素材的には軽くて優しいのですが、中身が詰まっている感じ」とユーモアを交えて語る栗原。八面六臂の活躍を期待したい。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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