今年の台湾ドラフトは即戦力の宝庫 元ロッテ・チェンら1位指名5人は全員が元日米プロ

ドラフト指名選手は、後期シーズンから1軍出場可能に

 冒頭でも触れたように、台湾では5月中旬から新型コロナウイルスの感染が急拡大。5月18日から1軍公式戦が、5月19日からは2軍公式戦が一時中断となった。2か月近い休止期間を経て、ようやく7月13日に1軍公式戦が無観客で再開された。

 ドラフト会議は例年、前期シーズン終了後に行われるが、今年は、リーグ休止期間が長期間に及んだため前期シーズン中に開催される異例の事態となった。今年は即戦力選手がドラフト会議に多く参加したこともあり、前期シーズンの各球団の戦力に大きな影響を与えることが必至であることから、GM会議でドラフト指名選手は、後期シーズンから出場可能とすることを決めた。

 使用球場の調整もあり、前期シーズンの詳細日程は明らかにされていないが、順調に残り試合を消化できた場合、8月中旬から下旬にも終了。後期シーズンは8月下旬から9月初旬にも開幕する見込みとなっている。早ければ、来月末にも陳、呂が台湾プロ野球でプレーする姿が見られることになる。

 同時に楽しみなのがグッズの販売。特に各球団のドラフト1位の選手たちは正式入団後、すぐにさまざまなグッズが販売されるとみられる。陳は指名後のインタビューで。名前が中国語で記されたユニホームに袖を通すことを「楽しみにしている」と話していた。楽天モンキーズのグッズは、日本の楽天市場でも購入が可能となっている。残念ながら、今季も日本から台湾の球場へ応援にかけつけることは厳しそうだが、モニターの前でグッズを身に着けて声援を送れば、気分も盛り上がりそうだ。

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