明桜が4年ぶり10度目の夏の甲子園 ドラ1候補・風間が3安打完封、秋田は大本命が制す

ノースアジア大明桜・風間球打【写真:荒川祐史】
ノースアジア大明桜・風間球打【写真:荒川祐史】

エース風間、最速153キロでも試合巧者ぶり、8Kの完封劇

 全国高校野球選手権の秋田大会決勝が23日、こまちスタジアムで行われ、ノースアジア大明桜が秋田南に6-0で勝利し、2017年以来4年ぶり10度目の夏の甲子園出場を決めた。今秋のドラフト1位候補とも言われるエースの風間球打投手(3年)が、3安打8奪三振の完封劇を演じた。

 明桜は、3回1死一塁で、2番・土居健太外野手(3年)の左中間三塁打で先制すると、その後も相手の暴投や、4番・真柴育夢内野手(3年)の中前適時打などで3点を挙げた。さらには7回無死二、三塁では、1番・中井稜貴捕手(3年)の犠飛などで2点を追加した。投げては、世代最速157キロ右腕の風間が抜群の投球を披露。この日の最速は153キロだったが、走者を背負っても3つの併殺を奪うなど試合巧者ぶりを発揮した。

 夏の甲子園出場は、現ロッテの山口航輝外野手が主力として活躍した2017年以来。東北では、仙台育英(宮城)、聖光学院(福島)、八戸学院光星(青森)など強豪校が次々と敗れる波乱が起きているが、秋田は大本命が頂点に立った。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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