スイング巡る“誤審疑惑”に指揮官ブチギレ 試合台無し判定は「子どもだって分かる」
勝敗を分けた“ハーフスイング”に批判の声も「酷い判定も野球の一部」
■ジャイアンツ 5ー3 ドジャース(日本時間23日・ロサンゼルス)
22日(日本時間23日)に行われたドジャース-ジャイアンツ戦は、後味の悪い幕切れとなった。土壇場の9回に「ハーフスイング」をきっかけに試合展開が一変。退場者まで出した“誤審疑惑”に対して「たちの悪い判定」「明らかに振っている」「どうしてこれを間違ったのか分からない」などの声が上がっている。
9回表にドジャースが1点差に迫られ、なおも2死満塁の窮地だった。マウンドのケンリー・ジャンセンがフルカウントから高めの91マイル(約146.5キロ)を投じると、右打席のダリン・ラフはバットを出しかけて慌ててストップ。スイングを取られてもおかしくない微妙な状況だったが、一塁塁審は手を横に広げた。押し出し四球で同点となったシーンに、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はブチギレ。審判に食ってかかかって抗議したが、判定は変わらずに退場処分となった。
直後に2点タイムリーを浴び、結局3-5で逆転負け。憤慨の指揮官は試合後「スイングしていたことに疑いの余地はないし、試合は終わっているはずだった」と言い捨てた。“誤審”とも思える判定に、ファンの声は様々。「明らかに振っている」「私の14か月の子どもですらこれはスイングだって分かる」とのコメントの一方「酷い判定も野球の一部だし、それは両チームに起こること。言い訳するのはやめろ」と冷静な声もあった。