湘南クラブが決勝進出 25日大牟田ビクトリーと対戦 ポニーリーグ第26回理事長杯

湘南クラブ・大久保快人【写真:小林靖】
湘南クラブ・大久保快人【写真:小林靖】

湘南の4番・大久保快人が3安打3打点「気持ちよかった!」

■湘南クラブ10-3埼北ウィンズジュニア

 ポニーリーグ(中学硬式野球)では現在、第47回全日本選手権と同時進行で計3つの大会が行われている。第26回全日本理事長杯大会は24日準決勝を行い、湘南クラブが10-3で埼北ウィンズジュニアを下し決勝進出を決めた。25日の決勝では大牟田ビクトリーと対戦する。

 湘南は両軍無得点の3回「4番・遊撃」で先発した大久保快人(3年)が2死二、三塁から中前へ2点適時打を放ち先制した。4回には「3番・一塁」の木津志龍(2年)が1死満塁から走者一掃の適時三塁打。さらに大久保も右前適時打で続くなど計5点を挙げた。大久保は、6回にも先頭で左前打を放ちこの試合3打数3安打3打点。「気持ちよかった!」と笑顔を見せた。

 快勝劇にも牧内亮玖主将(3年)は「点差がついて、気が緩んでいる場面があった。守備の時に声をかけているつもりでも、後半は出ていないことがあった」と気を引き締める。3年生が5人しかおらず、16人の2年生との仲の良さがこのチームの大きな特徴。チームに一体感を出そうと心を砕き、後輩に“いじられる”事もいとわない。

 この代は大会での優勝経験がない。大きな試合になると、土壇場で逆転されることが多かったという。25日の決勝は、中学生活最後の夏に迎えた大きなチャンス。牧内は「序盤から声をエンジン全開で出して優勝したい」。大久保は「序盤から上手く打線をつなげて、いいところで1本打ちたい」。集大成にかける思いは熱い。

(Full-Count編集部)

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