佐賀ビクトリーが1年生大会「ポニーブロンコの部」を制覇 決勝で市原ジュニア下す

「ポニーブロンコ大会」の決勝戦が行われ佐賀ビクトリーが初優勝を果たした【写真:小林靖】
「ポニーブロンコ大会」の決勝戦が行われ佐賀ビクトリーが初優勝を果たした【写真:小林靖】

佐賀・竹下翔太が2安打で最優秀選手 低反発バットもしっかり振り切る

■佐賀ビクトリー7-3市原ポニージュニア

 ポニーリーグ(中学硬式野球)に所属する各チームの1年生が全国のライバルと覇を競う「ポニーブロンコ大会」の決勝が25日、東京都の江戸川区球場で行われ、佐賀ビクトリーが7-3で市原ポニージュニアを下し初優勝を果たした。

 佐賀は1回、1死二塁から「3番・三塁」の竹下翔太(1年)が中前適時打を放ち先制。「4番・捕手」の峰松紘大(1年)がも中前適時打で続くなど、この回5安打で4点を先制した。2回、3回と1点ずつを加えリードを広げた。

 一方、市原は3回、先頭の白鳥優斗(1年)の右越三塁打を突破口に1点を返すと、4回には1死一塁から佐々木悠晴(1年)の左中間二塁打、鈴木煌世(1年)の中越三塁打で2点を奪う反撃。ただその後は佐賀の継投に無安打に抑えられた。

 ポニーブロンコ大会では、バットにボールが当たるとひときわ高い音が響く。投手の肩肘保護のため1年生は変化球が禁止、そして極端な打高を防ぐためもあり低反発のバットを使うことになっている。佐賀の飯盛祐監督はその影響について「芯に当たらないと飛ばないので、当てに行くバッティングじゃ点を取れないと話している」とし、日ごろから選手にはバットを強く振ることを意識させている。

 3回には右越三塁打を放ち計2安打、最優秀選手にも輝いた竹内は「しっかり振れば飛ばせると思っています」と言い、家では時に1時間30分ほど、納得いくまで素振りを繰り返すという。この年代では低反発バットを使うことで、正しい体の使い方や、より強いスイングを意識することができているようだ。

 先輩たちへの思いもあった。佐賀ビクトリーの3年生チームは、全日本選手権2日目の2回戦で小平ポニーズに敗れ姿を消した。竹内も上級生から「勝って来いよ」とエールを受け「3年生の分まで勝ちたかった。勝ててよかったです」。来年からは上級生として、全日本のタイトルを目指していく。

佐賀ビクトリーが初優勝 「ポニーブロンコ大会」の決勝戦の様子【写真:小林靖】

(Full-Count編集部)

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