侍ジャパン、巨人に11安打5得点で快勝! 田中将ら6投手で2安打完封リレー
先発の田中将は3回途中1安打無失点と好投
東京五輪の野球日本代表は25日、宮城・仙台市の楽天生命パークで巨人と「ENEOS 侍ジャパン強化試合」を戦い、5-0で勝利した。先発した田中将大投手(楽天)が3回途中1安打無失点と好投するなど、6投手のリレーで巨人打線を封じ込め、大会本番に向けて順調な調整ぶりを見せた。
侍ジャパンは初回、先頭の山田哲人内野手(ヤクルト)が中前安打で出塁すると、源田壮亮内野手(西武)が犠打を決めた。さらに巨人の先発・直江大輔の悪送球が絡んで無死一、三塁とすると、浅村の二ゴロ併殺打の間に1点を先制した。
1点リードの6回には1死一、三塁から浅村栄斗内野手(楽天)、脇腹の違和感から復帰を果たした柳田悠岐外野手(ソフトバンク)に連続タイムリーが出て加点。さらに菊池涼介内野手(広島)が本番さながらにセーフティスクイズを決めてリードを広げた。
先発した田中将は3回途中まで26球の省エネ投球。わずか1安打に封じる安定した投球を披露すると、2番手の伊藤大海投手(日本ハム)も1回1/3を投げて無安打投球。その後も3番手の大野雄大投手(中日)、岩崎優投手(阪神)、栗林良吏投手(広島)、平良海馬投手(西武)と繋ぎ、わずか2安打に封じて無失点リレーで繋いだ。
五輪の野球競技は2008年の北京五輪以来、13年ぶりに復活。侍ジャパンはオープニングラウンドA組で世界ランク5位のメキシコと7位のドミニカ共和国と同組となり、28日にドミニカ共和国と開幕戦を戦う。A、B組のグループリーグでは各国の順位を決め、その後は全チームが参加する敗者復活を含む変則的なノックアウトステージで優勝を争うことになる。
(Full-Count編集部)