課題だった1番を固定、脅威の3、4番も確立 オリックス中嶋監督の前半戦采配は?

今春のキャンプから本格的に外野へコンバート

 昨季までは主に二塁手として出場していたが、出場機会を求め今春のキャンプから本格的に外野へコンバート。経験不足のポジションでミスも出るが、俊足を活かした守備範囲の広さで好守も見せ徐々に様になってきている。

 オリックスファンは1996年以来となるリーグ制覇を夢見るが、まだまだ課題は多いだろう。強力な先発陣の後を受けるリリーフ陣は不安もあり、試合を締める守護神も固定できないのが現状。それでも、1軍の試合の中で経験を積ませ育成させる中嶋監督の手腕を高く評価する声は多い。

 メジャー通算282本塁打の実績を持つアダム・ジョーンズを「代打の切り札」として起用するなど、“忖度ない”チーム作りは将来的に見ても、この1年は大きな分岐点になるはずだ。

 2位・楽天とのゲーム差は1.5、日本シリーズ4連覇中のソフトバンクもこのまま終わるとは思えない。後半戦も厳しい戦いが予想されるが、戦国パ・リーグを知り尽くす中嶋監督の采配に期待したい。

(Full-Count編集部)

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