源田壮亮を使わないと“もったいない” 侍ジャパン稲葉監督はどう起用するか?
遊撃には坂本、三塁には村上がいる侍ジャパン
五輪本番初戦のドミニカ共和国戦(福島あづま球場)は28日に迫っている。坂本がいる以上、源田はベンチスタートの可能性が高い。ここ一番での代走、代打、守備固めなど様々なシチュエーションで重宝されるだろう。
さらに、三塁を本職とする野手が村上宗隆内野手(ヤクルト)ただ1人というチーム事情から、ホットコーナーを任される可能性も高い。源田自身にとっては慣れないポジションだが、実際に強化試合2試合ではいずれも終盤に三塁の守備に就いた。
ただ、それだけではもったいない気さえしてくる。「打つだけでは、たくさんの点数は取れない。細かい野球をやるという姿勢を見せたかった」と稲葉篤紀監督は言う。スモール・ベースボールに徹するならば、6回にセーフティスクイズを決めた菊池に加え、源田がスタメンに名を連ねた方が、攻撃のバリエーションは増えそうだ。
「与えられた所でしっかり仕事をして、チームの勝利に貢献したい。自分に求められている足、守備、小技では失敗がないように準備したい」と職人気質をうかがわせる源田。稲葉監督はどんな起用法で生かし切るだろうか。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)