大谷翔平は「状況を好転させ始めている」 5戦ぶり35号に米メディア「心強い兆し」
申告敬遠にマドン監督「(敵将は)正しい判断をした」
■エンゼルス 6ー2 ツインズ(日本時間26日・ミネソタ)
エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地のツインズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、6回の第3打席で出場5試合ぶりの35号ソロを放った。この日は3打数2安打1打点で、2試合連続今季28度目のマルチヒット。米メディアは、オールスター明けの不振から「状況を好転させ始めている」と指摘している。
同点の6回1死、大谷は左腕・コローンのスライダーを捉えて右翼席へ突き刺す勝ち越しの35号ソロを放った。本塁打王争いで2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.に3本差。打球速度112.6マイル(約181.2キロ)の弾丸ライナーは決勝弾となった。
後半戦の当初6試合は打率.167(24打数4安打)1本塁打、4打点、14三振。しかし、23日(同24日)の同カードを欠場した後の2試合では7打数4安打と再び調子を取り戻しつつある。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「オオタニの打撃は心強い兆しを見せ続けている」と報じた。
MLB公式サイトは「オオタニが35号を放ち、打点を挙げファンがブーイング」と伝えた。記事は「彼(大谷)の基準からするとスランプだった後半戦の序盤を経て、二刀流のセンセーションであるショウヘイ・オオタニは打席で状況を好転させ始めている」と説明。さらに「復調は打線を外れた後に訪れている」とし、この日の本塁打を「紛れもなく豪快な一発だった」と形容した。24日(同25日)に放った2本の二塁打にも触れ「彼は巻き返した」と解説している。
8回2死三塁では申告敬遠で歩かされ、敵地にも関わらずブーイングが響いた。記事はジョー・マドン監督の「私もブーイングした(笑)。しかしロッコ(・バルデリ監督)が正しい判断をした」との言葉も伝えている。
(Full-Count編集部)