大谷翔平、メジャー自己最多5勝目も満足せず「まだまだ上がる要素はある」
7回無四球1失点好投、初回に先制タイムリーに二盗まで
■エンゼルス 6ー2 ロッキーズ(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のロッキーズ戦でメジャー自己最多5勝目を挙げた。「2番・投手」で出場し、7回5奪三振無四球、5安打1失点と好投。フォーシームの最速は99.7マイル(約160.5キロ)。防御率3.04となった。打撃では初回に先制の右前適時打を放ち、4打数1安打1打点で打率.277。大谷は「数字は最終的にフィニッシュした時に数字があればいい。それより感覚が大事。前半戦より良くなっているし、まだまだ上がる要素はあると思っている。もっともっと良くなるように頑張りたい」と前を向いた。
安定感のある投球で試合を作った。2回2死二塁でフエンテスを一邪飛、4回2死一、二塁ではジョーを一飛に打ち取った。5回1死からヌネスに右越えソロを浴びたものの、7回2死ではヌネスから、この日最速160.5キロでシーズン100奪三振となる空振り三振を奪った。
「ESPNスタッツ&インフォ」によると、100奪三振以上を記録した選手が同一シーズンで放った本塁打数の最多は1931年ウェス・フェレルの9本塁打だった。ここまで両リーグ最多35本塁打を記録している大谷は大幅に更新した。7回5奪三振無四球、5安打1失点と好投。7月は計20イニングでわずか1四球のみだ。
打撃では初回にバットを折りながらも右前へ先制タイムリー。その後に今季14個目の盗塁となる二盗を決め、2点目のホームを踏んだ。登板日の盗塁は日米通じて初めてだった。3回先頭は空振り三振、5回2死はニゴロに倒れ、7回1死は空振り三振だった。
後半戦2登板目でメジャー自己最多5勝目。大谷は初回の盗塁について「(初回盗塁で疲れを)考えることはありますけど、長く投げるために点が入った方がいい。自分が二塁に進むことが投げることにおいて重要だと思った」と話した。この日もMVPコールで沸かせた。「言われるのは嬉しいこと。(投打)2つで完走していない。まずは健康体でパフォーマンスを維持できれば」と前を向いていた。
(Full-Count編集部)