大谷一問一答 初回二盗は「長く投げるため」 米自己最多5勝目より「感覚が大事」

開幕から投打でフル回転「基本的にこのままのペースでいけるんじゃないかな」

――スプリットの配分が減っている。序盤から投手として相手に考えさせる意識の変化は。
「シーズン序盤はスプリットを多く投げていたので。真っすぐとスプリットが一番空振りの取る、相手としたら嫌な球種の順位づけかなとは思うので。スライダー、カットに関しては、カーブもそうですけど、3番目、4番目の球種なので。相手からしたらそんなにケアする必要のない球というか、あんまり来ない、特に左打者にとって球なので。増やしていくことによって全体のバランス的にもが良くなる。いつスプリットくるんだろうという頭でいるだけで、スライダーも通りやすくなったりとか。真っすぐで空振りを取る確率が高くなったりとか出てくるので。そういうところで全体のバランスは大事かなと思います」

――一方、打者として打席で考えすぎた時の結果はどうなるか。
「自分と相手の実力差というか。そこを冷静に判断できるかどうかじゃないか思っています。自分がもちろんケアしなくても打てるなと思った球に関しては別にケアする必要はないと思いますし。ただ、自分より圧倒的に上の投手がいたとして、ケアしなきゃいけない球が複数ある場合は割り切っていなきゃいけない時もあるので。自分の状態もそうですし、自分のレベルがどれくらいにあるのかは確認する必要はあるかなと思います」

――ツインズ戦で休養日を与えられて以降、打者として結果が出ている。体の状態は。
「体はそんなに変わらないですかね。もちろん出続ける勤続疲労みたいなものはあると思うんですけど。どちらかというと無自覚に溜まっていく印象なのかなと思うで。実際に結果がどうのこうのっていうのは休みの前の最終打席も感じはすごく良かったので。打ち取られましたけど。そういうイメージを持って次の試合にいけるかどうかが、百何十試合こなす中で大事になるんじゃないかなと思います」

――今後も疲れが出てくる可能性がある。休みを申し出る難しさは。
「基本的にこのままのペースでいけるんじゃないかなと自分は思っているので。チーム状況も苦しいですし。なるべく試合に出てチームの勝ちに貢献したいと思います」

――東京五輪を見ているか。
「オリンピックはほぼ見ていないですね。テレビで映っていれば、見ることはありますけど。あんまり日本の試合もやってはいないので。ちょっとしたニュースとかで誰が勝ったとか、ダメだったとかちょこっと知るっていう感じかなと思います」

――野球は。
「もちろんそうですね。それは(金メダルを)とってくれれば嬉しいかなと思います」

――今年は本塁打が右方向が多い。成長を感じるところか。
「基本的にはセンターにしっかり打てればいいなと思ってはいるので。どちらかというとオフスピードのボールがやっぱり多いかなという印象なので。もちろんトラウト選手も今いないですし、ボールでもいいやくらいのオフスピードのボールが入ってきたのを打っている感じなので。その分、引っ張っている打球が多いかなとは思います」

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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