次々に飛び出す大谷翔平の“マニアックな記録” 担当者はどう見つけているのか?
マニアックな記録探しを「本当に楽しんでいます」
「本当に楽しんでいます。私は常に先を見越すように努めています。『今日オオタニは何をやってくれるのだろうか』と考えるようにしています」
「彼は非常に特別な選手です。毎日メディアが彼に注目する光景は素晴らしいですね。敵地で試合をすれば、彼の姿を見て、どれだけ興奮に包まれているか見て取れます。我々は今、100年前にベーブ・ルースのようなレジェンドが成し遂げたことを目にしているのです。特別なことを彼はしていると感じます」
ラスベガス出身のバーチさんは31歳。リトルリーガーとしては「全くダメ」で、高校では記録係を担当。「野球自体は好きでスタッツを楽しんでいた。常に野球が身の回りにあった」という。大学卒業後の2012年からエンゼルスの球団職員に。エンゼルス選手の記録を探すことに充実を感じている。
「トラウトのほとんど全てのキャリアを近くで見るチャンスがありました。今はショウヘイもいます。彼らはともに特別な選手です。2人とも、史上最高レベルの選手になる可能性を持っていると思っています」。選手のスゴさを伝えるべく、これからもマニアックな記録を見つけていくつもりだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)