米国に衝撃与えた千賀の“ゴーストフォーク” 「あれは何だ? スプリットか?」
米ファンも衝撃「ワォ、アメージングなコントロールだ」
■日本 7ー6 米国(2日・ノックアウトステージ・横浜)
東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」は2日、米国代表と準々決勝を戦い、7-6で逆転サヨナラ勝ちした。1点ビハインドの6回から4番手で登板した千賀滉大投手(ソフトバンク)は、2イニングを無失点に抑えて逆転への流れを演出。打者をねじ伏せた宝刀「お化けフォーク」に、米メディアとファンから「あれは何だ? スプリットか?」「信じられない武器だ!」と衝撃の声が上がっている。
五輪前までは状態が不安視された千賀だったが、ここぞの舞台ではさすがの頼もしさだった。6回を3者連続で空振り三振に。7回は2死一、二塁を招きながら、最後はフォークで空振り三振を奪って見せた。
昨季の最多勝右腕の投球を、海の向こうでは驚きを持って受け止めた。米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」のカイル・グレイサー記者は「先発で常時90マイル中盤、救援登板なら99マイルまで上昇する直球とのコンビネーション。太平洋の両岸で打者にとって攻略が非常に困難なワンツーパンチだ」と投稿した。
「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏は「コウダイ・センガの“ゴーストフォーク”」と自身のツイッターで紹介。米ファンからは「まじか、ただただエグイ」「ワォ、アメージングなコントロールだ」「まさに地球上で最高レベルの球」「正真正銘えげつない!」と称賛コメントが並んだ。