侍ジャパン、韓国撃破へ4つのカギは? 「先発」「継投」「四球」「泥臭さ」

先発の山本へ期待「山本君ならやってくれるんじゃないかなと思います」

 メダルのかかる準決勝も投手陣の踏ん張りが鍵を握ると飯田氏は言う。米国戦で12安打で7得点を奪ったように打線は上昇気配で「打線的には問題ないと思う。ポイントは先発の出来でしょう。あとは先発の次の継投。ピンチを摘んでいく投手起用にかかってくるんじゃないかと思います。失点を少なく、無駄な四球を控えれば、勝てると思います」と展望する。

 侍ジャパンの先発には初戦のドミニカ共和国戦で先発した山本由伸投手が上がる。重圧のかかる開幕戦を6回無失点に封じており、そこから中6日での登板となる。飯田氏は「次投げたら、決勝はおそらく投げられないでしょうから、行けるところまでいって、最少失点で終盤に持っていくという形になるのがいいと思います。山本君ならスパッとやってくれるんじゃないかなと思います」と期待を寄せ、継投に関しても「駄目だと思ったらワンアウト取れずにでも替えてもいいかもしれない。どんどんいっていいと思います」と語った。

 攻撃面においても、米国戦で良い形が見えていたと言う。飯田氏が高く評価したのは、点を取られた直後に取り返したこと。3回に逆転を許したものの、その裏に追いつき、勝ち越された4回も裏に2点を返しており「点を取られた後にすぐに1点でも2点でも取れてるのが良かった。相手に与えるプレッシャーが全然違います。米国としては6-3になったところで『よしいける』となったと思います。直後に2点取られたことで『日本やるな』みたいな、精神的に何か追い詰められてる感じはしたんじゃないですかね。逃げている方が精神的に辛く、追いかけている方が有利だと思います」と分析した。

国際舞台で大事になる「点を取れる時に何でもいいから取る」

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