侍ジャパン、韓国撃破へ4つのカギは? 「先発」「継投」「四球」「泥臭さ」

国際舞台で大事になる「点を取れる時に何でもいいから取る」

 これを可能にしたのが「四球」と「泥臭い点の取り方」だと飯田氏は見る。侍ジャパンは米国戦で6つの四球を選び、その多くが得点に繋がった。1点ビハインドの9回、土壇場での同点も、起点は鈴木誠也外野手(広島)が選んだ四球だった。

「なかなか国際試合で連打は難しいと思うので、1つの四球とかエラーとかをキッカケにして点を取ることが大事。日本としては乗っていけるし、相手にとってはダメージが大きい。精神的な部分が国際舞台っていうのは大きいですし、四球が失点に絡むのは野球の常。それは高校野球でもプロでも変わりません」と飯田氏は言う。

 そして、侍ジャパンはこの試合、内野安打で2得点を奪い、内野ゴロの間に同点に追いついており「ヒットじゃなくても、泥臭く、点を取れる時に何でもいいから取る。ボテボテでも1点を取れるっていう、地味だけど相手をガッカリさせるような点の取り方はやっぱり大きい。点の取り合いなんすよ、野球って。ホームランで1点取ろうが、内野ゴロで1点取ろうが1点は1点なんです」と飯田氏。韓国戦でも、四球で繋いでチャンスを作り、泥臭く点を取りにいく必要があると見ている。

 意地と意地のぶつかり合いとなる日韓戦。飯田氏も「執念というか、日韓戦というとサッカーにしても野球にしても、韓国側の日本には負けないぞっていう気持ちの強さを感じます。日本もその気迫に負けない気持ちが大事。とにかく試合に勝つことだけを考えてやればいいと思います」と見る。勝てば銀メダル以上が決まる日韓戦。決戦は19時試合開始だ。

(Full-Count編集部)

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