侍ジャパンに立ちはだかる韓国の先発は? 打たせて取るタイプの29歳のサイド右腕
今季86イニングを投げて四球はわずか15個と制球に長けた投手
東京五輪で悲願の金メダルを目指す野球日本代表「侍ジャパン」は4日、横浜スタジアムで韓国代表と準決勝を戦う。勝てば、決勝進出と銀メダル以上が確定する一戦。侍ジャパンは山本由伸投手(オリックス)、韓国代表は右サイドハンドのコ・ヨンピョ投手がそれぞれ先発する。
決勝進出がかかる日韓戦。侍ジャパンの前に立ちはだかる韓国代表の先発投手コ・ヨンピョとはどんな投手なのだろう。
コ・ヨンピョは1991年生まれの29歳。2014年のドラフト1巡目で、現在も在籍するKTウィズに指名された。右サイドハンドで2015年にプロデビューを果たした当初は中継ぎ投手で、2017年から先発に転向。今季はここまで14試合に先発して7勝4敗、防御率3.87という成績を残している。
今季の14試合で86イニングを投げ、76安打を許している。その一方で、与えた四球は15個、奪った三振は66個となっており、この投球内容から見ると、制球に長け、打たせて取るタイプの投手だということが見えてくる。
五輪ではグループリーグ第2戦の米国戦に先発し、5回途中4失点で負け投手に。カサスとアレンに本塁打を浴びている。この試合でストレートの球速は140キロ前後。変化球はカーブ、スライダー、チェンジアップを投じていた。
侍ジャパンは2日に行われた米国戦で12安打を放っており、打線の状態は上向いていた。宿敵・韓国との日韓戦。序盤からこのコ・ヨンピョを攻略して優位に試合を進め、グループリーグから一気の4連勝で銀メダル以上を確定させたいところだ。