最速157キロ右腕、明桜・風間 無安打無得点のままノーゲームに「記録作りたかった」

帯広農戦に先発したノースアジア大明桜・風間球打【写真:共同通信社】
帯広農戦に先発したノースアジア大明桜・風間球打【写真:共同通信社】

この日最速は149キロ、13日午前8時から再戦

 今秋のドラフト1位候補と目されるノースアジア大明桜(秋田)の風間球打投手(3年)は12日、夏の甲子園で帯広農(北北海道)との1戦に臨んだが、試合は4回終了でノーゲームとなった。明桜が5-0でリードしており、風間は降板まで無安打無得点に抑えており「正直、記録を作りたかった」と明かした。

 風間は試合後の会見で「舞台が違うので緊張しました。ロジンだけしっかりつけて投げることだけ意識しました」と初の甲子園の感想を口にした。「6番・投手」で先発し、四死球で走者2人を出したものの、走塁死もあり毎回3人づつで抑えた。5回のマウンドに一旦上がったものの、そこで雨が激しくなりゲームは中断した。

 試合開始前からの降雨で、グラウンドが緩かったのも影響したか、風間のこの日の最速は初回に記録した149キロ。スライダーなどの変化球を駆使した巧さが目立った。13日の再戦へ向け「ヒットゼロに抑えてよかったですけど、油断したら打たれてしまう。気を引き締めて臨みたい」と意気込んだ。

(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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