エイジェック、環太平洋大が女子野球選手権優勝 決勝戦は雨天中止、両チームに栄冠

エイジェック、環太平洋大の両チーム優勝となった表彰式の様子【写真:川村虎大】
エイジェック、環太平洋大の両チーム優勝となった表彰式の様子【写真:川村虎大】

両チーム優勝は2014年以来7年ぶり2度目

 全日本女子硬式野球選手権大会決勝戦は松山市の坊っちゃんスタジアムで12日に行われる予定だったが雨天中止となり、ここまで勝ち上がったエイジェック(栃木)、環太平洋大(岡山)の2チームが優勝となった。両チーム優勝は2014年以来7年ぶり2度目。この日は表彰式のみが行われた。

 2018年に創部されたエイジェックは、初出場した19年に3位に躍進。今年はクラーク記念国際高から小野寺佳奈投手、開志学園高から竹村理(みち)投手ら剛腕新人が加入し、女子プロ野球出身の128キロ右腕・森若菜投手、ナックル姫こと吉田えり投手兼任コーチらと形成した強力投手陣が、準決勝までの4試合を1失点に抑えて初優勝を手にした。

 対する環太平洋大は4番に座った辻倉彩水外野手が全3試合でマルチ安打を記録し、打率7割(10打数7安打)の活躍。毎試合5得点以上をあげる強打を武器に勝ち上がり、2016年以来5年ぶり2度目の優勝を果たした。

 エイジェックの広橋公寿監督は「選手らが妥協せずにやってくれたおかげ」と感謝の言葉を口にした。環太平洋大の堀田一彦監督も「正直、対戦してどの程度うちのチームが戦うことができるのか挑戦してみたかったが、少なくとも日本で1番か2番なわけだから。自信を持って帰りたい」と満足そうに語った。

 両チーム優勝は、尚美学園大と平成国際大が栄冠を手にした2014年以来7年ぶり2度目。エイジェックは全日本女子硬式クラブ野球選手権大会、環太平洋大は全国大学女子硬式野球選手権大会(いずれも10月開催予定)で各カテゴリーでの日本一を目指す。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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