西武退団のメヒアが最後の「メヒア、サマサマヤ」 惜別メッセージにファン涙「忘れない」
コロナ禍で家族が来日できず決意
■西武 ー 楽天(13日・メットライフ)
西武を退団したエルネスト・メヒア内野手からのビデオメッセージが13日、メットライフドームで楽天戦前に公開された。来日8年目のメヒアは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限で家族が来日できないことなどから退団を決意。7月26日に発表されていた。
ユニホーム姿でビジョンに映し出されたメヒアは、ファンに向け字幕付きで「皆さんに別れを告げなくてはならないのは残念ですが、私の決断を理解してくださると信じています」などと挨拶。
西武の元チームメートらに向け「素晴らしいチームメートとの、素晴らしい8年間でした。私が今まで出会ってきたどの選手よりも、みんなは一生懸命努力しています。みんなと一緒にいられないのは寂しいですし、今後もずっと寂しいのだと思います。共に過ごしてきた時間も、共にしてきた体験も、全てが最高だったからです」とコメント。
それでも「残りのシーズンの幸運と、そして1位になれるように祈っています。レッツ・ゴー、ライオンズ」と呼びかけ、お立ち台での決めゼリフだった「メヒア、サマサマヤ」で締めた。スタンドのファンからは拍手が湧き起こった。
この光景を「パーソル パ・リーグTV」公式ツイッターも動画で公開。ファンからも「メヒアありがとう」「本当に良い助っ人だった」「一生忘れない」「またいつか帰ってきて!」と多くのコメントが寄せられていた。
35歳のメヒアは今季16試合に出場し、打率.143、1本塁打3打点。来日1年目の2014年に34本塁打で本塁打王に輝くなど、通算142本塁打。メットライフドームには電車通勤し、ファンに親しまれていた。