高川学園が9回サヨナラで甲子園初勝利! 試合終了時刻は午後9時40分で“最遅”を53年ぶり更新

小松大谷戦に先発し9回145球を投げた高川学園・河野颯【写真:共同通信社】
小松大谷戦に先発し9回145球を投げた高川学園・河野颯【写真:共同通信社】

これまで最も遅かったのは1968年の津久見対高岡商の延長12回までもつれた午後9時27分

 第103回全国高校野球選手権は15日、雨天のため順延されていた第3日を行った。小松大谷(石川)と高川学園(山口)が戦った第4試合はナイターで行われ「最も遅い試合終了時刻」を53年ぶりに更新した。試合は高川学園が9回サヨナラで7-6で甲子園初勝利。終了時刻は午後9時40分だった。

 試合は6-6で迎えた9回。高川学園が1死満塁の好機を作ると最後は山大輝内野手(2年)が押し出し四球を選び、甲子園初勝利を手にした。

 確認できる第35回大会以降、これまで最も遅かったのは1968年の第50回大会、津久見(大分)と高岡商(富山)の対戦が延長12回までもつれたケースで午後9時27分だった。

 第3日は、12日に明桜(秋田)と帯広農(北北海道)の第1試合にプレーボールがかかったものの、4回終了時に雨が強まり降雨コールドゲームに。その後2日間は悪天候のため順延されていた。

 15日も朝まで雨が残ったため、第1試合のプレーボールは午前10時59分。予定の午前8時から2時間59分遅れで始まり、予定の4試合を消化した。すでに4日の順延があり、悪天候に悩まされている今大会を象徴する記録となった。

(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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