パイレーツ入団の筒香嘉智は「力強い打撃をもたらすかも」 復調の打棒に地元紙は期待
「パイレーツはMLB最低年俸しか払う必要がなく、経済的に失うものは少ない」
記事は、筒香に本拠地「PNCパーク」の右翼ショートポーチを狙わせることもパイレーツの興味を引いたと指摘。「そこをたくさん越えることができたらもちろんですし、とにかくチームに貢献できるように。僕のスタイルとして変わらず、1試合1試合ハードにプレーできたらなと思います」という筒香のコメントを紹介した。
NPBでは2016年に44本塁打&110打点で2冠王を手にするなど、通算205本塁打を放った筒香だが「その打撃能力がメジャーにそのまま移り変わることはなかった」と記事は説明。この2年間のプレーを見てきたメジャー球団のスカウト2人による「最大の問題は良い速球に振り遅れないようにすることに苦戦していることだ」とのコメントを伝えている。
ナ・リーグ球団の某スカウトは「日本から来て、メジャーの速球を打てなかった打者は彼が初めてではありません。日本の野球とこちらの野球は違います。日本のほとんどの投手はこちらの投手ほど速い球を投げません。適応する選手もいれば、そうではない選手もいます。(ツツゴウは)高めの速球に負けているように見えます」と語ったという。
ただ、記事は「ツツゴウはオクラホマシティで健闘した」とし、昨季2年契約を結んだレイズが今季年俸700万ドル(約7億6500万円)を負担することから「パイレーツはMLB最低年俸しか払う必要がなく、経済的に失うものは少ない」と解説した。再び得た大きなチャンスを生かせるか。筒香の打撃に地元紙も熱い視線を注いでいる。
(Full-Count編集部)