最上階に届いた「史上最も壮大な本塁打」 大谷翔平の“全40発”を米記者が格付け

33号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
33号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

1位は33号ソロ「混乱したテレビ局のカメラクルーは着地点を捉え損なう」

 両リーグ最速で40本塁打に到達したエンゼルスの大谷翔平投手。どれも衝撃的なアーチの数々を、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では大胆に“格付け”。筆者のサム・ブラム氏は、7月9日(日本時間10日)の敵地・マリナーズ戦で放った463フィート弾(約141.1メートル)を1位に選出。「史上最も壮大な本塁打だったかもしれない」と理由を挙げた。

 右翼の最上階まで運んだ一発は、度肝を抜いた。“今季最高”に選ばれたのは、33号ソロ。飛距離もさることながら、打球速度も116.5マイル(約187.5キロ)と爆速だった。アーチが飛びした際、ブラム氏は「この一発は非常に高い所まで上がり、飛距離も凄かった。そのため混乱したテレビ局のカメラクルーは着地点を捉えそこなった」と紹介していた。あらためて振り返っても1位は揺るがないようで、「その本塁打は永遠に生き続けるだろう」と綴った。

 2位に選ばれたのは、6月25日(同26日)の敵地・レイズ戦で放ったメジャー初の初回先頭打者弾。24号となったソロは、飛距離453フィート(約138.1メートル)、打球速度116.1マイル(約186.8キロ)を記録。右翼席の広告看板を越えた。ブラム氏は、レイズの指揮経験もあるエンゼルスのジョー・マドン監督の言葉を引き合いに「その彼がトロピカーナ・フィールドでこのようなHRは見たことがないと語っていた」と表現した。

 3位は、6月8日(同9日)の本拠地・ロイヤルズ戦での先制17号2ラン。80.2マイル(約129キロ)と遅いチェンジアップを、470フィート(約143.3メートル)も飛ばした点を取り上げ「この本塁打が実に素晴らしいものである理由」と説明した。ただ、どれも甲乙つけがたいのは事実。残りのシーズンでどれだけファンの心を踊らす一発を放ってくれるのか、注目はやまない。

(Full-Count編集部)

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