「ボール1個分離れていた」 大谷翔平への“疑惑”のストライク判定に解説者が異議
5回の第3打席、3-1からの外角球はボールゾーンを通過しているように見える
■インディアンス 9ー1 エンゼルス(日本時間21日・クリーブランド)
エンゼルス大谷翔平投手は20日(日本時間21日)の敵地でのインディアンス戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数1安打1三振。3回の第2打席で右前打を放ち4試合連続安打とした。5回の第3打席では空振り三振に倒れたが、カウント3-1から見送った一投のストライク判定にテレビ解説者が“物言い”。「ボール1個分プレートから離れていました」と指摘した。
4点ビハインドの5回2死二塁で迎えた第3打席は、大谷へ投じられた際どい球の判定が話題になった。カウント2-1からインディアンスの2番手トレバー・ステファン投手が外角低めに投じた4球目はボールの判定。これに地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の実況リッチ・ワルツ氏は「低めへ。これでカウント3-1に。もしかしたら、ゾーンの低めいっぱいにかかっていたかもしれません」と語った。
そして、5球目。ステファンが再び投じたスライダーはストライク判定。4球目よりもやや高かったが、コースはストライクゾーンの外側を通過したように見える。これに物申したのがエンゼルスOBの解説マーク・グビザ氏。「ワオ、さっきのは(ストライクを)取らなかったのにこれは取りました。ほぼボール1個分プレートから離れていました」と疑問を呈した。
四球は“幻”となり、カウントは3-2に。大谷は結局、次の外角低めの直球に手を出して空振り三振に倒れた。見逃せばボールの一球だった。