筒香嘉智は貧打パイレーツへの“起爆剤” 地元紙指摘「刺激を打線に注入している」
カージナルス戦で2試合連続本塁打、チーム連勝に貢献
■パイレーツ 5ー4 カージナルス(日本時間22日・セントルイス)
パイレーツに移籍した筒香嘉智内野手のバットが、火を噴き続けている。21日(日本時間22日)の敵地カージナルス戦では、4回にバックスクリーン右へ131メートル弾を放った。20日(同21日)の9回に放った代打弾に続く2試合連続アーチに、本拠地ピッツバーグの地元メディアも手放しの絶賛を送っている。
地元紙「ピッツバーグ・ポストガゼット」は「やっかいなパイレーツが、またカージナルスの計画を台無しにした」とチームの快勝を伝える記事を掲載。その中で「3点を挙げた7回の攻撃と、それ以上に素晴らしかったブルペンの働きによって少し影が薄くなったかもしれないが、注目すべきなのはニューマンとツツゴウが序盤で打ったホームランだ」と筒香の本塁打を勝因の一つに挙げた。
パイレーツのチーム本塁打は、95本で両リーグ30球団中最少。同紙は「4回には、筒香も初球の速球を捕らえて2試合連続ホームランとした。これでパイレーツ加入後4本目の長打となり、待ち望まれていた刺激を打線に注入している」と、筒香がリーグ最低の攻撃力に苦しむ打線への起爆剤となることを期待している。さらに「ピッツバーグ・トリビューンレビュー」の電子版も「ヨシ・ツツゴウがパイレーツを勝利に導いた」と題する記事を掲載した。
筒香のパイレーツ移籍後の成績は、5試合で打率.385、二塁打と本塁打を2本ずつ放ち長打率は実に10割だ。今季レイズ、ドジャースでは打率1割台の不振で、2か月に及ぶマイナー暮らしも経験した。苦労を経てつかんだ舞台で、シーズン終盤へ向け輝き続けることができるだろうか。
(Full-Count編集部)