「女子野球の扉が開いた」史上初の女子甲子園決勝を制した神戸弘陵の指揮官が感謝

決勝戦前に甲子園球場で円陣を組む神戸弘陵ナイン【写真:共同通信社】
決勝戦前に甲子園球場で円陣を組む神戸弘陵ナイン【写真:共同通信社】

歴史的一戦で高知中央を4-0で破り、5年ぶり2度目V

 第25回全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝戦(7回制)が23日、阪神甲子園球場で行われ、神戸弘陵(兵庫)が4-0で高知中央(高知)を破り、5年ぶり2度目の優勝。神戸弘陵の石原康司監督は試合後のインタビューで「女子野球の扉は開いたんじゃないかなと思います、よくやった」と選手たちをねぎらった。

 石原監督は男子の監督として1994、99年のセンバツで2度、甲子園に導いた。22年ぶりの甲子園の舞台に「決勝を甲子園でやるのは夢の夢。実現するのかという思いもありました。いろいろな方々の尽力のおかげです」と感謝した。小林芽生主将は「今までの成果を出せました。最高です」と喜べば、副主将で優勝の瞬間、マウンドに立った島野愛友利投手(3年)は「チーム全員で日本一を目標にしてきました。夢が叶った瞬間です。このメンバーと出会えてよかったなと思います」と感無量の様子だった。

 島野の背番号は89(やきゅう)とあり、インタビュアーから「野球は好きですか?」と問われると「大好きです」と元気いっぱいに答えた。女子野球界の歴史が変わった瞬間となった。

(Full-Count編集部)

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