大谷翔平の投球は「多くの投手ができることではない」 指揮官が称える能力とは
シーズン中盤からスライダー増、その日の状態で配球チェンジ
■オリオールズ ー エンゼルス(日本時間26日・ボルティモア)
エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地・オリオールズ戦に「1番・投手」で出場した。投打同時出場は16度目。今季9勝目、6試合ぶりとなる41号本塁打に期待がかかる。ジョー・マドン監督は「ショウヘイの調子が良く、長い回を投げてくれたら助けになる。そうなればブルペンを元の状態に戻すことができる」とイニングイーターとして期待した。
前日24日(同25日)に5人の救援投手が登板。さらに先発右腕バンディが右肩痛で10日間の負傷者リスト入り。先発左腕デトマーズと中継ぎ右腕ウォーレンが負傷者リストに入った。指揮官は大谷にエースとしての投球を求めた。スタメンを外れているアップトンについては「まだ万全ではないが、今日は代打で起用する方法を考えている。それができれば非常に役に立つだろう。ショウヘイが投げるときは、ナショナルリーグのやり方でやらないといけない。ベンチから出場できる選手がいることが大事になってくる」と話した。
大谷はシーズン中盤からスライダーなど曲がり球の割合を増やしている。マドン監督によると、首脳陣の指示ではなく、大谷自身の判断で行っているもので、その時の状態で組み立てを変えているという。「多くの投手ができることではない」と目を細める投球能力で、同一シーズン2桁本塁打&2桁勝利へ王手をかけたい。
(Full-Count編集部)