後半戦は13イニング連続無失点 鷹・千賀滉大を復活させた東京五輪の経験

工藤監督「あの経験はあいつにとってすごくプラスだったのかな」

 しかし、“強行出場”した東京五輪でリリーフとして活躍し、復活のきっかけをつかんだ。特に準々決勝の米国戦では、5-6の1点ビハインドで迎えた6回に登板し、3者連続空振り三振の快投。米国打線の勢いを止め、9回の同点劇、延長10回の同僚・甲斐のサヨナラ打へとつなげている。

 後半戦は18日の楽天戦を6回無失点で終えたのに続き、これで13イニング無失点。工藤監督は「オリンピックでリリーフを経験したことが生きているんじゃないかと思います。ここぞという所ではギアを上げ、しっかり投げられていた。今こうして見てみると、あの経験はあいつにとってすごくプラスだったのかなと思います」と評した。

 この日の最速は158キロ。敵将の西武・辻発彦監督は「あれだけの速い球があり、カットボールも良かった。甲斐のリードも的を絞りにくかった」と、ともに育成出身で金メダル獲得へ登り詰めたバッテリーに脱帽した。ソフトバンクは25日現在、Bクラスの4位だが、首位オリックスとの差は4ゲーム。2年連続リーグ制覇と5年連続日本一へ、態勢が整ってきた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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