後半戦は13イニング連続無失点 鷹・千賀滉大を復活させた東京五輪の経験

西武戦に先発したソフトバンク・千賀滉大【写真:宮脇広久】
西武戦に先発したソフトバンク・千賀滉大【写真:宮脇広久】

7回を投げて2安打無失点で今季3勝目をマーク

■ソフトバンク 6ー1 西武(25日・メットライフ)

 東京五輪での活躍を経て、いよいよ本領発揮と言えそうだ。ソフトバンクの千賀滉大投手は25日、敵地メットライフドームで行われた西武戦に先発し、7回1死まで6四球を与えながら無安打無得点に抑える快投。結局7回2安打9奪三振無失点で今季3勝目(1敗)を挙げた。

「6個もフォアボールを出して、どうなることかと思いましたが、0に抑えられてよかったです」。千賀は試合後のヒーローインタビューで苦笑いを浮かべていた。確かに言葉通り制球は荒れ気味だった。

 1回、いきなり2つの四球で1死一、二塁のピンチを背負ったが、4番・中村に外角高めの153キロのストレートを振らせ三振。続く栗山も156キロで遊ゴロに仕留め、先制を許さなかった。3点リードの4回も3四球で2死満塁に。ここで迎えた岸にファウルで粘られるも、カウント2-2から8球目のフォークで空振り三振に切って取り、窮地を脱出した。

自身2度目のノーヒッターは意識なし「何も考えていなかった」

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