菊池雄星、8勝目ならず 6回無死満塁での降板に「もう少し粘りたかった」
「5回まではいいバランスで投げられていた」
■ロイヤルズ 6ー4 マリナーズ(日本時間27日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手は26日(日本時間27日)、本拠地でのロイヤルズ戦に先発し、6回途中4失点で8勝目を逃した。6回に1点を失い、なお無死満塁の場面で降板すると、リリーフが逆転満塁弾を被弾。試合後、菊池は「もう少し粘りたかった」とイニング途中での降板となったことを悔やんだ。
「ストライク先行でいけてましたし、感覚もよかった」と5回までは好投した。初回先頭のメリフィールドに死球を与えるも、続くロペスは併殺。2回には先頭のドージャーに安打を許したが、ここも無失点に抑えた。2回無死から12者連続アウトに打ち取り、5回までわずか1安打無失点に封じて勝利投手の権利を手にした。
だが、味方の援護でリードが4点に広がった6回に崩れた。「うまく打たれた感じ」と、連打で無死一、二塁のピンチを招くと、メリフィールドに適時二塁打を浴びて失点。さらに、ロペスに四球を与えて無死満塁となったところで降板となると、2番手のスミスが、ペレスにまさかの満塁弾を浴びて逆転された。
ここ最近の登板で感覚の良くなかったカットボールが、この日は復調。「5回まではいいバランスで投げられていたので、最後までいいバランス、感覚で終わりたかったというのはありますけど。いい部分と反省すべき部分と出ましたので、また1週間修正できるようにやっていきたい」と語り、手応えを口にしていた。
(Full-Count編集部)