「自分が死んでも走者を進めるとか」西武辻監督、若手へ求める“凡事徹底”

森&山川が登録抹消中、若手に一皮むけてほしいところ

 主軸の森友哉捕手と山川穂高内野手は、山川の個人契約マネジャーが新型コロナウイルスの陽性判定を受け、濃厚接触者となる疑いがあるため、前日26日に「特例2001」で登録を抹消。2人ともその後のPCR検査で陰性となったものの、大事を取ってこの日も登録されなかった。

 破壊力が大幅ダウンした中、2点を追う5回、「9番・左翼」でスタメン出場した23歳の鈴木将平外野手が無死一塁で打席に入ったが、日本ハム2番手の井口の前に3球三振。続く24歳の岸潤一郎外野手もカウント2-2からフォークを空振り三振と、為す術もなかった。

 コロナ禍と故障者続出でまさかのリーグ5位に低迷し、首位オリックスに9.5ゲームの大差をつけられている西武。連日の猛暑の中、チーム野手最年長コンビの栗山と中村剛也内野手が3、4番を務める現状は、いかにも苦しい。大記録に迫るベテランの背中を見て、若手にもう一皮むけてほしい。指揮官の切なる願いだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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