筒香嘉智に「居場所を与える可能性」 快進撃に地元メディアは早くも残留期待
カージナルス戦で9回に逆転サヨナラ3ラン
■パイレーツ 4ー3 カージナルス(日本時間30日・ピッツバーグ)
パイレーツの筒香嘉智内野手が29日(日本時間30日)、本拠地でのカージナルス戦に「6番・右翼」でスタメン出場し、9回に逆転サヨナラ3ランを放った。代打、スタメンと新天地で輝きを放つ和製大砲に地元メディアも「チームはツツゴウの居場所を与える可能性も残っている」と、早くも残留に期待を込めているようだ。
筒香の勢いは止まらない。2点を追う9回1死一、二塁の好機で打席に入ると、右腕レイエスのスライダーを強振。打球は瞬く間に右翼スタンドを飛び越え、場外に消える劇的なサヨナラ3ラン。打った瞬間にナインは歓喜に沸き、ホームベースでは総出で出迎え祝福した。
これで移籍後は13試合に出場し打率.333、5本塁打10打点と絶好調。この大活躍に地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」も「パイレーツは現状よりも多くの才能を必要としていることも事実であり、考えられる限りでツツゴウの居場所を与える可能性も残っている」と、残留の可能性を指摘。
ただ、今シーズンは3球団を渡り歩き実績が乏しいだけに「それには勿論、彼が守備を幾分か改善し、チーム加入から最初の数週間で見せたような打撃を続けられればの話ではある」と、残りのシーズンでの活躍が鍵になることを伝えていた。
同メディアのジェイソン・マッケイ記者も場外まで運んだ特大弾に「アレゲニー川に到達したのかもしれない。なんてことだ」と驚愕するほど。今オフにFAとなる筒香の動向に目が離せない。
(Full-Count編集部)